ここはぬばたま。

駄文の部屋。

お題:特別企画! お気に入りの秘蔵書物紹介の巻
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▼蔵書No.7▼

タイトル : 魔界医師メフィスト―黒天女 (カドカワノベルズ)
著 : 菊地秀行
種類 : 文庫(※現在では入手困難。アドレス先は新書です)

<独評>
 立て続けにフィクション二つ目。

 「ブラッドジャケット」の項に書いた菊地秀行氏の有名小説です。
 最初はBOOKOFFで購入しました。とても面白く、古本屋で同氏の小説を見つけては次々購入していき、数えると2カ月で20冊以上読んでました。メフィストはまだ全巻見れてないのですが、もうどこにも文庫本が見つかりません。。。新書版を買うしかないのかなぁ。。。かさばるしなぁ。。。

 それはさておき、<魔都>新宿を舞台に活躍する「魔界医師」メフィストシリーズです。
 実は一部(と言っていいのかわかりませんが)と二部が存在し、最初に買ったこの巻、実は二部の初めであったことがあとでわかりました○TL。
 でも全然大丈夫。違和感なく読めましたよ。各話物っていいよね!

 魔界医師メフィスト。この世ならぬ美貌の医者で、異郷の街――デビルクエイクにより、魔都と化した新宿で最も恐れられる実力者。死人すら生き返らせることができるといわれる医師の正体は人かそれとも人外か。彼は病人に絶対の安寧を、女に月のごとく冷たい敵意を向ける。唯一心を許すのは、人捜し屋(マン・サーチャー)秋せつらのみ。しかし彼はつれなくいつも皮肉ばかりを交わす複雑な関係。良くも悪くも、摩訶不思議な混沌世界を流れるような筆さばきで描いています。

 同じく<魔都>を舞台にした双璧となる人捜し屋(マン・サーチャー)シリーズも面白いです。せつらと女吸血鬼の話は、実はゲームや漫画でパロディ化されていたりします。1か月で3冊書いたといわれる伝説の書き手。
 憧れるなぁ。マジで。



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