ここはぬばたま。

駄文の部屋。

お題:秘儀! Window98インストール方法(AC2008年版)〜
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さて。

唐突にWindows98を触ってみたくなりまして。
以前ネットオークションで購入したWino98SE OEM版をインストールしてみることにしました。
すでにFedoraCore8をインスコしてるので、できれば消したくなかったのですが、

「 FedoraCore8用にHDDすべて割り当てている。(250GB) 」

ことに気づき、デュアルブートなどまったく考えてなかった過去の自分を少々恨みながら、
泣く泣くカスタムかけたFedoraをフォーマットすることが前提となりました。合唱。

[PCスペック]
 マザーボード XCube(EX945-GC) ベアボーン
 CPU Celeron2.0GB
 HDD HITACH 260GB
 ドライブ DELL製のDVD+RWコンボドライブ(製品名忘れた)
 メモリ DDR2 1GB × 2

いざインストールとなるのですが、Winodows98には下記のような制約があります。

[問題点]
 1.パーティション割り当て8GBまで。(OSの制約)
 2.すでにマイクロソフトのサポートは終了している。(アップデートすらできない)
 3.HDDフォーマットが64GB以上できない。(CDのHDDフォーマットツールのfdiskにバグあり)

こんなところか。
とにかく古いOS。今更使い出すというのは無謀という気がする。。。
ではどういう手順で試行錯誤したかというと、

チャレンジ1:
 まずはノンケでFedoraCore8をインストールしている環境にWindows98SEをインスコ。
 エラー。「フォーマットできません」みたいなエラーが連発する。
 どうやらLinuxパーティションをフォーマットできないらしい。(古いOSだなぁ。)
 まぁ、Winodow98のfdiskだしなぁ。
 この方法をあきらめる。

チャレンジ2:
 FedoraCore8でvfat(8GB)の基本パーティション領域を作成し、FedoraCore8をインスコした後Win98インスコ。
 FedoraCore8は正常にインストール完了。
  [パーティション構成(linux)]
        /win vfat 8GB,
        / ext3 30GB,
        /boot ext3 10GB,
        swap ext3 10GB,
 さて、お次はWindows98。CDをセットして起動。
 エラー。
 フォーマットはかかるものの、黄色いバーの最後の最後でエラーとなる。
 ……そうか。Winodows98以前は<Windows98→FedoraCore8>の順でインストールしなければならんのか。
 やり直し。

チャレンジ3:
 FedoraCore8のCDで、作成した領域をすべて削除。こういうとき、フリーOSの強みを感じるなぁ。
 さて、で、Windows98CDでインストール。
 エラー。
 ……あれ?
 チャレンジ2と同現象で躓く。

チャレンジ4:
 Windows2000のCD(正規\26000)。(ライセンスキーを忘れてしまって今は放置の憂き身にあっている代物)
 ためしにそれを使って再インストール画面を出してみる。
 ……おう!?
 fat32以外の不定領域が2つ残っている?
 しかも、FedoraCore8の再インストール画面で削除したはずの領域っぽい。(10GB&30GB)
 むぅ。
 FedoraCore8のCDではすべて消えないのか?
 まぁ、Fedora再インスコのパーティション分けのとき、パーティションをすべて削除後、無理やり強制終了させたので、残骸が残っていてもおかしくはなかった。
 しかし、これはつらいなぁ。
 Windows2000のCDでしかこの不定領域見えないのか。
 何事も途中で放り出すのは良くないね。
 もしWindows98SEのCDしかない場合には、いっそフリーツールを使ってローレベルフォーマットかける必要があるかもなぁ。
 とか思いつつWindows2000で不定な領域(10GB&30GB)をポチポチと削除し、
 そのままWindows2000で再インストール。
 ライセンスキーを求められるのはプロンプト画面終了後の2回目起動時なので無問題。
  [パーティション構成(win)]
        C:\ fat32 6.67GB
 link:fdisk64GB不具合
 ここで[問題点]3.に引っかかり、8GBと設定できなかった。Fdiskの不具合のせいで指定は%でないとならない。
 250GBのHDDでFdisk時に表示されたByteは約36GB。少なすぎる。
 で、これのまぁ30%と指定したところ、結果で割り当てられたのは[6.67GB]。
 ……不具合なぁ。

チャレンジ4.1:
 チャレンジ4後にCDをWindows2000からWindows98に切り替えてもはや見慣れたWindows98再インストール画面を――
 「Windows98へようこそ!」
 あれ!?
 Windows98のGUIインストールの画面が表示された。
 ひょっとしてプロンプト画面での処理はHDDフォーマットだけなのか?
 それならそれで都合がよい。
 そのままWindows98の案内にしたがってインスコ。
 暫く感慨に浸る。懐かしい。

 再起動が求められたので再起動実施。
 再起動……
 エラー。
 おい!
 起動途中で落ちた!

チャレンジ4.2:
 「メモリ不足のため Windows を初期化できません」
 このメッセージである。
 くわぁ〜。
 つくづく古いOSは使うもんじゃねぇな。
 別PCでネット索索。
 ……なるほどなー。
 link:1GBのメモリ制約
 メモリにすらWindows98は制限もってんのか。
 dos editorでsystem.iniの [386Enh]に, MaxPhysPage=30000 を追記する。
 これで再起動をかけると、無事にパスワードの入力画面が表示された。

チャレンジ4.3:
 無事にWindows98が起動。
 しかし画面が汚い。LANカードが認識してない。オンボード品にすら認識できてないものがある(5個)。
 ひどい有様だ。
 とりあえずネットにつなげないとどうしようもないので、ベアボーン付属のCDから98用のLANドライバを選んでインスコ。
 ネット接続は可能となった。
 だが。。。
 画面汚い(VGA16色)、認識不明なオンボード品はWindows98用のドライバがそもその存在していない!(CDの中のドライバはwindows2000以降のドライバしか存在していない。)
 困った。。。

チャレンジ4.4:
 ネット接続が可能となったので、アンチウイルスソフトが必要となった。
 フリーので十分。
 最近評価の高いAVGのフリー版を適用。
 link:AVGフリーアンチウイルス
 最低限の環境は整ったってところか。

チャレンジ4.5:
 なぜかWindows98が終了しなくなった。
 「Windows終了中です」のまま固まる。
 DirectX9.0cをインストールすると、この現象は直った。
 まぁ、古かったしなぁ。(DirectX4.0だった気がする)

チャレンジ5:
 次はFedoraCore8。
 これは何も考えずにインスコ。起動時にGrubの設定が何か出たような気がするが、とくに意識しなくてできた。
 デュアルブートも可能。
  [パーティション構成(linux)]
        /win vfat 6.67GB,(←Windows98SEインストール先ドライブ)
        /win vfat 8GB,(←Windows98SEとFedora共有ファイルドライブ)
        / ext3 30GB,
        /boot ext3 10GB,
        swap ext3 10GB,

<感想>
イマサラながら思うが、技術系は古いもの動かすとなると難易度高ぇな。

おわり。

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