ここはぬばたま。

駄文の部屋。

お題:裁判員制度
ブックマークやお気に入りへのご登録はTopPageに→[■TOP]

裁判員制度のフォーラムに参加してきた。
21年5月から開始だそうだ。
いわゆる「立てよ国民! 政府は諸君らの協力に期待している!」 つまり徴兵制度の1ステップめである。

司法の場において、重要と思われる事例には国民から無作為に選ばれた個人が法廷に参加し、 良識の立場から判決の一役を担う。
一つの事例に参加する人数は6名ないし4名。
他国の陪審員制度と似たようなものであるが、裁判官がその主導権をにぎるところが 少し違うかな。
いたって日本的な「顔の見えない制度」
でも、裁判官側に一列に並んでいる現状の法廷体制は、被疑者傍聴者にモロばれなんすけどね。
しかも私服。orz。なぜ。
せめて裁判官と同じ服を着せてくれ。

いまさらという感があるものの、個人的には現行の「隠れた判決(※現行の法律では裁判官が 決定した判決理由を市民に知らせる義務がない)」からの脱却という観点でと、 不明瞭だった裁判の内側を国民が知ることができる点は、かなり有効なものではあると思う。
ただし、まったく知らない人をずぶの素人の人間が裁くのだから、その責任は重い。
有罪か無罪か。
一役を担った結果が被疑者のその後の人生を決めてしまう。
ある意味、裁判員のその後の人生も決まるかも。恨まれてさっくりとか。被疑者が仕返しに来るとは限らない。

どうして行政はこう、人間の良心を当てにするかな。
リスク管理の体制がまったく整っていない。説明をするにも法律の条文をそのまま 誦むだけなんて、本当に開かれた裁判を開くつもりはあるのだろうか。
残2年で煮詰めていない内容が多々あるようで、パネリストの人たちから質問攻めにあって 裁判官・検事・弁護士のトリオが四苦八苦答えていた。
これでは国民全員に理解がいきわたるとは到底思えない。
地上デジタル放送のがまだまし。

結論。
まだフォーラムに開く段階ではない!
おとといきやがれ!

補足
 裁判員になる確立を計算してみた。
 年間事例数 3000 とした場合。

 ・(3000(件) × 6(人)) ÷ 1,2000,0000(人) × 100 = 0.015(%)

・・・くらい?

おわり。

[戻る]
www.youraddress.jp / Mail